MY FIRST STORYのMVにおけるワンオクへの意識とは?演出に隠された共通点と独自の進化

MY FIRST STORYのMVにおけるワンオクへの意識とは?演出に隠された共通点と独自の進化
MY FIRST STORYのMVにおけるワンオクへの意識とは?演出に隠された共通点と独自の進化
MV考察

MY FIRST STORY(マイファス)とONE OK ROCK(ワンオク)は、日本のロックシーンを牽引する存在であり、フロントマンが兄弟であることから常に比較されてきました。特にMY FIRST STORYのMV(ミュージックビデオ)における演出には、意図的にワンオクを意識しているのではないかとファンの間で囁かれる瞬間が多々あります。

これまでマイファスのHiroさんは、兄であるTakaさんへの葛藤や尊敬を公言してきましたが、その複雑な感情は映像表現の中にも色濃く反映されています。本記事では、J-ROCK考察の視点から、マイファスのMVに見られる演出のこだわりや、ワンオクとの共通点、そして彼らが独自に築き上げた映像美について詳しく掘り下げていきます。

両バンドのファンにとって、映像の中に散りばめられたメッセージを読み解くことは、楽曲をより深く楽しむための重要な要素となるはずです。なぜ彼らの演出はこれほどまでに私たちの心を揺さぶるのか、その理由を一緒に探っていきましょう。

MY FIRST STORYのMVから紐解くワンオクへの意識と演出の類似点

MY FIRST STORYの初期から中期のMVを振り返ると、ONE OK ROCKの映像スタイルを彷彿とさせる演出がいくつか見受けられます。これは単なる模倣ではなく、同じルーツを持つ者としての共鳴や、超えるべき壁としての「意識」が表れていると言えるでしょう。

スピード感あふれるカメラワークとカット割り

ワンオクのMV、例えば「The Beginning」や「Mighty Long Fall」などで見られる、疾走感のあるダイナミックなカメラワークは、モダンなラウドロックの象徴とも言えます。マイファスもまた、「不可逆リプレイス」や「ALONE」といった代表曲において、非常に速いテンポのカット割りを採用しています。

演奏シーンにおいて、楽器の細部を捉えるマクロショットから、メンバー全員を捉える広角ショットへ一瞬で切り替わる手法は、視聴者に圧倒的な熱量を伝えます。このような視覚的な情報の洪水は、エモーショナルな楽曲の世界観を補完するために欠かせない演出となっています。兄弟バンドが共にこのスタイルを極めている点は非常に興味深いポイントです。

また、スローモーションを効果的に挿入し、激しい動きの中に一瞬の静寂を生み出す手法も共通しています。この緩急の付け方は、海外のロックシーンでも主流ですが、日本においてこれほど高いクオリティで体現しているのは、この二組のバンドが筆頭と言えるのではないでしょうか。

モノトーンやダークな色調を基調としたシネマティックな質感

マイファスのMV演出において特徴的なのが、彩度を抑えた重厚感のあるカラーグレーディングです。特にダークな青やグレーを基調とした色彩設計は、ワンオクが世界展開を意識し始めた時期の映像トーンと重なる部分があります。これにより、単なる音楽ビデオではなく、一つの短編映画のような芸術性が付与されています。

影を強調したライティングによって、メンバーの表情に深いコントラストをつける演出は、内面的な葛藤や孤独を表現するのに適しています。マイファスの楽曲には自己証明や苦悩をテーマにしたものが多いため、このダークな視覚効果は歌詞の重みを倍増させる効果があります。

一方で、ワンオクがよりスタジアムロックらしい「光」を強調する方向へシフトしたのに対し、マイファスはより都会的で、時に閉塞感を感じさせるような独特の質感を保ち続けています。意識はしつつも、異なる質感へと派生している過程が映像から読み取れます。

シンボリックな舞台設定とバンドパフォーマンスの融合

廃墟や荒野、あるいは幾何学的な構造物の中での演奏シーンは、両バンドのMVにおいて定番の演出です。何も存在しない広大な空間にバンドセットだけが置かれている構図は、彼らの音楽が持つ純粋な力強さを際立たせる効果があります。ワンオクが「We are」などで見せた壮大なスケール感に対し、マイファスもまた負けず劣らずの巨大なセットを用いた演出を行ってきました。

特に、火や水といった自然界のエレメントを象徴的に配置する演出は、感情の爆発を視覚化するツールとして重宝されています。マイファスのMVにおいても、激しい雨の中で演奏するシーンや、炎に包まれるような演出が見られ、ワンオクが築いた「王道のロックMV」の様式美を継承していることがわかります。

このような演出の共通性は、ファンにとって「デジャヴ」のような感覚を与えることもありますが、同時に「これこそが自分たちが求めているロックだ」という安心感と興奮をもたらす要因にもなっています。

兄弟ゆえの宿命?HiroとTakaのボーカルスタイルと映像表現

MY FIRST STORYのフロントマンであるHiroさんと、ONE OK ROCKのTakaさんは、声質だけでなく、カメラの前での振る舞いやパフォーマンスにおいても多くの共通点を持っています。映像の中での「見せ方」における意識の違いを分析します。

マイクスタンドの使い方と身体的パフォーマンス

HiroさんのMVにおけるパフォーマンスを見ていると、マイクスタンドを自身の身体の一部のように扱う仕草が目立ちます。これはTakaさんも得意とするスタイルであり、上半身を大きく反らせたり、逆に深く屈み込んで歌い上げる姿勢は、感情を限界まで振り絞るロックボーカリスト特有の美学を感じさせます。

特にサビの盛り上がりでカメラを射抜くような鋭い視線を送る演出は、視聴者を一瞬で引き込む力を持っています。マイファスのMVでは、Hiroさんの顔のアップが多用される傾向にありますが、その表情一つひとつに物語性が宿っているのは、彼が高い表現力を持っている証拠です。

手がける映像監督が異なっても、ボーカリストとしての立ち振る舞いが似通ってしまうのは、天性の資質と、無意識のうちに互いを意識し合っている結果かもしれません。ステージアクションの共通点は、MVにおいてもバンドのアイデンティティとして強く刻まれています。

感情を爆発させるスクリームと表情のクローズアップ

ラウドロックにおいて欠かせない要素であるスクリーム(シャウト)シーンの演出にも注目です。マイファスのMVでは、苦悩に満ちた表情や、喉を震わせて叫ぶ瞬間のクローズアップが非常に印象的に差し込まれます。これは、楽曲に込められた「叫び」を視覚的にも正しく伝えるための演出です。

ワンオクの初期から中期にかけてのMVでも、Takaさんのスクリームシーンは映像のハイライトとして扱われてきました。Hiroさんもまた、その魂を削るような歌唱スタイルを映像の中心に据えることで、言葉以上のメッセージを届けています。

映像演出において、ボーカリストの「口元」や「瞳」にフォーカスを当てる手法は、聴き手との一対一の対話を演出する効果があります。兄弟揃って、自身の声を映像でどう補完すべきかを深く理解していることが、ファンを惹きつける大きな理由の一つでしょう。

ファッションとスタイリングから見る共通の美意識

MVにおける衣装の選択も、演出の重要な一部です。マイファスとワンオクは共に、ストリートファッションとモードを融合させたような、洗練されたロックスタタイルを好みます。黒を基調としたタイトなシルエットや、レイヤード(重ね着)を駆使したスタイリングは、現在の日本のロックシーンのトレンドにもなっています。

マイファスのMVでは、時にHiroさんがオーバーサイズのパーカーや複雑なデザインのジャケットを着用し、中性的な魅力を引き出す演出も見られます。これはワンオクのTakaさんが見せる、無骨ながらもどこか品のあるスタイルとは少し異なりますが、根底にある「洗練されたロックスター像」という点では一致しています。

映像の中で翻る服の裾や、激しい動きに合わせて揺れるアクセサリーなど、細部まで計算されたスタイリングは、映像全体のクオリティを底上げしています。演出家が彼らをどう魅力的に見せるかを考える際、この共通の美意識は大きな武器となっているのです。

【補足】映像演出における兄弟の共通点まとめ

・マイクを抱え込むようなエモーショナルな歌唱フォーム

・カメラを凝視する力強い眼差しとクローズアップの多用

・黒をベースにした都会的で洗練された衣装の選択

楽曲の世界観を深めるシンボリックな演出の比較

MVは単なる演奏動画ではなく、楽曲のメッセージを具現化する場です。マイファスとワンオクが、それぞれの楽曲でどのようなシンボルを用い、どのように世界観を構築しているかを比較します。

光と影のコントラスト(明暗法)の活用

マイファスのMV、特にバラードやメッセージ性の強い楽曲では、強い逆光やスポットライトを用いた演出が多用されます。暗闇の中に浮かび上がるメンバーのシルエットは、孤独や決意を象徴しており、視覚的に非常に美しい仕上がりとなります。これは、ワンオクが「Be the light」などで見せた、暗闇の中に希望の光を見出す演出と通ずるものがあります。

しかし、マイファスの場合は、その「光」がどこか危うく、儚い印象を与えることが多いのが特徴です。一方のワンオクは、より普遍的で力強い太陽のような光を想起させることが多く、ここに両バンドの個性の違いが現れています。演出における光の使い方は、彼らの死生観や価値観を反映していると言えるでしょう。

また、点滅するライト(ストロボ効果)を使用して、激しいドラムのビートとシンクロさせる手法も共通の演出です。これにより、聴覚だけでなく視覚からもリズムを体感させることができ、ライブのような没入感を生み出しています。

「破壊と再生」を想起させる抽象的なモチーフ

MVの中に登場する小道具やシチュエーションにおいて、ガラスが割れる、物が壊れる、あるいは何かが燃え尽きるといった「破壊」の演出は、ラウドロックのMVにおける定番です。マイファスも多くの作品で、内面の葛藤を物体を壊すことで表現してきました。

ワンオクのMVでも、古い価値観からの脱却や、新しい自分への脱皮を象徴するために、破壊的な演出が取り入れられることがあります。しかし、近年のマイファスは、単なる破壊だけでなく、そこから芽吹く「再生」の予感を感じさせるような、より複雑な抽象表現を取り入れるようになっています。

例えば、水槽の中に沈んでいく演出や、白い空間に色が混ざり合っていくような演出など、アーティスティックなアプローチが増えています。これはワンオクが歩んできた王道進化とはまた別の、マイファス独自の深淵な世界観を構築しようとする意識の表れかもしれません。

都市景観と自然の対比によるリアリティの演出

ワンオクのMVは海外での撮影も多く、広大な大自然や異国の街並みを背景にすることが多々あります。これに対し、マイファスは東京という都市の喧騒や、ビル群の屋上、夜のストリートといった「都市」を舞台にした演出を得意としています。

日本の若者が抱えるリアルな悩みや、等身大のメッセージを伝えるには、身近な都市景観の方が説得力を持ちます。ワンオクが世界を見据えたマクロな視点での演出を行うのに対し、マイファスはより個人の内面にフォーカスしたミクロな視点での演出を重視しているように感じられます。

この舞台設定の差は、両者のファンの層や支持される理由の違いにも直結しています。演出を通じて、彼らが「どこで戦っているのか」が明確に示されているのは、映像制作における戦略的な意識の違いと言えるでしょう。

演出におけるシンボルの違い

MY FIRST STORYは「都市、夜、内面、青色」を象徴的に使うことが多く、ONE OK ROCKは「自然、光、解放、赤色」をイメージさせる演出が多い傾向にあります。この対比が、兄弟バンドとしての個性を際立たせています。

ライブ映像とMVの融合がもたらす独自性

MY FIRST STORYは、実際のライブパフォーマンスの熱量をMVに落とし込むことに非常に長けています。ライブバンドとしてのプライドが、どのように映像演出に昇華されているかを分析します。

「Missing You」に見られるドキュメンタリータッチの演出

マイファスの人気曲「Missing You」のMVなどは、ライブシーンやオフショットを織り交ぜた構成になっており、バンドのリアルな姿を映し出しています。こうした演出は、ファンとの距離を縮めるだけでなく、彼らがどれだけ真剣に音楽と向き合っているかを証明する役割を果たします。

ワンオクもまた、キャリアの節目でライブ映像を主体としたMVを制作しますが、彼らの場合は「世界中のファンとの連帯」をテーマにすることが多いです。対してマイファスは、より「バンドメンバー間の絆」や「ステージに立つ一人の人間としての孤独と覚悟」に焦点を当てる演出が目立ちます。

映像の質感にザラつき(フィルムグレイン)を加えたり、手ブレのあるカメラで撮影することで、現場の空気感をそのままパックする手法は、彼らの泥臭いまでの熱意を伝えるのに最適です。演出によって、彼らが「ライブこそが真骨頂である」というメッセージを常に発信し続けていることがわかります。

ファンの熱気を取り込んだ観客参加型の映像構成

MVの撮影にファンをエキストラとして招待し、大規模なライブハウスでの演奏を再現する演出も、マイファスの得意とするパターンです。画面いっぱいに広がるクラウドサーフやダイブの光景は、ラウドロックファンにとっての「聖域」を可視化したものです。

ワンオクの「The Beginning」や初期の映像でも見られたこの演出ですが、マイファスはよりクローズアップでファンの表情を捉えることが多いように感じられます。一人ひとりのファンが熱狂する姿を映し出すことで、バンドとファンが一体となってこの空間を作っているという意識を強調しています。

これは、兄であるTakaさんが率いるワンオクという巨大な存在に立ち向かうために、Hiroさんが「自分たちにはこれほど熱い仲間(ファン)がいるんだ」ということを証明しようとする、一種の決意表明のような演出とも受け取れます。

最新技術を駆使したポストプロダクションの進化

近年のマイファスのMVでは、CGやVFX(特殊効果)を駆使した現代的な演出も積極的に取り入れられています。ただ演奏するだけでなく、映像編集の段階でデジタルなノイズを加えたり、画面を分割したりする手法は、SNS時代に最適化した視覚効果と言えます。

ワンオクがオーガニックで生々しい質感へ回帰する傾向がある一方で、マイファスはテクノロジーを積極的に取り入れ、常に新しい映像表現を模索しています。この進化の方向性の違いは、彼らが「ワンオクの二番煎じ」という評価を完全に払拭し、独自の地位を確立しようとしていることの証です。

エフェクト一つひとつに意味を持たせ、楽曲のリズムや歌詞のキーワードと連動させる緻密な編集は、視聴者の脳裏に楽曲を焼き付けるための高度な演出術です。これにより、マイファスのMVは中毒性の高いものへと進化を遂げています。

葛藤から共鳴へ。近年のMVに込められたメッセージ性の変化

キャリアを重ねるにつれ、MY FIRST STORYのMVにおける「ワンオクへの意識」は、対抗心からリスペクト、そして共生へと変化しているように見えます。映像に込められた精神性の変化を考察します。

「虚言NEUROSE」から「I’m a mess」への軌跡

初期の「虚言NEUROSE」などのMVでは、どこか何かに抗うような、焦燥感や攻撃的な演出が目立ちました。これは、常に「Takaの弟」というレッテルと戦い、自分自身の存在価値を証明しようとしていたHiroさんの内面が投影されていたと考えられます。

しかし、近年のヒット曲「I’m a mess」などのMVを見ると、よりリラックスした雰囲気や、遊び心、そして自身の弱さを肯定するような余裕が感じられる演出へとシフトしています。映像のトーンも、以前のような刺々しさが消え、より普遍的で多くの人に届くマイルドかつ洗練されたものになっています。

この変化は、マイファスが自分たちの足元をしっかりと固め、ワンオクという存在を「超えるべき敵」ではなく「同じ道を歩む偉大な先駆者」として認められるようになった精神的な成長を物語っています。演出の幅が広がったことは、バンドとしての音楽的な深みが増したことの証左でもあります。

東京ドーム公演を経た映像表現の到達点

2023年に行われた「VS」公演(ONE OK ROCK vs MY FIRST STORY)は、両バンドにとって歴史的な瞬間でした。この時期前後の映像作品には、これまでの因縁を昇華し、未来へと向かう確固たる意志が感じられる演出が多く見られます。

特に、二組のバンドが同じステージに立つことを想起させるような、あるいは対照的な二つの個性がぶつかり合うようなメタファー(隠喩)が随所に散りばめられています。映像の中でHiroさんが見せる表情も、以前の悲壮感漂うものから、自信に満ち溢れたロックスターのそれへと変わりました。

演出家もまた、この歴史的な背景を汲み取り、両者の絆を感じさせるようなノスタルジックなカットを挿入したり、逆に全く新しい世界線を見せるような前衛的な演出を行ったりと、非常に挑戦的な映像作りを行っています。これはまさに、マイファスが新たなフェーズに入ったことを示す演出と言えるでしょう。

自分たちにしか表現できない「独自の居場所」の確立

現在のマイファスのMV演出は、ワンオクを意識したスタイリッシュさを持ちつつも、より「日本的な情緒」や「アニメーション文化との親和性」を強化する方向に進んでいます。タイアップ作品における演出では、作品の世界観に寄り添いながらも、マイファスらしさを失わない絶妙なバランス感覚が発揮されています。

アニメーションを取り入れたMVや、歌詞(リリック)をデザインの一部として大胆に配置する演出は、ワンオクが歩んできた海外志向のストレートなロック演出とは一線を画す、マイファス独自の武器です。これにより、彼らは「J-ROCKの最新形」としての地位を揺るぎないものにしました。

誰かの背中を追うのではなく、自分たちの好きなもの、表現したいものを自由に映像化する。その姿勢こそが、結果として最も高いオリジナリティを生み出しています。MV演出を通じて、彼らはついに「自分たちが何者であるか」という問いに対する答えを見つけたのかもしれません。

近年のマイファスは、SNSでのバズを意識した演出や、縦型動画での展開など、常に今のリスナーが何を求めているかを鋭く察知しています。この柔軟性こそが、兄・Takaさんとはまた違う、Hiroさん独自のリーダーシップの形と言えます。

MY FIRST STORYのMV演出が示すワンオクへの意識とこれからの展望

まとめ
まとめ

MY FIRST STORYのMVを詳しく分析してきましたが、そこには確かにONE OK ROCKという巨大な存在への意識が、リスペクトや葛藤という形で刻まれていました。しかし、それは単なる模倣ではなく、同じ魂を持つ者が切磋琢磨し合う中で生まれた、必然的な共通点であったと言えます。

彼らは演出を通じて、以下の3つのステップで進化を遂げてきました。

時期 演出の主なテーマ ワンオクへのスタンス
初期〜中期 疾走感、破壊、葛藤の可視化 超えるべき壁としての対抗心
中期〜後期 ドキュメンタリー、絆、技術の融合 自身のアイデンティティの確立
現在 多様性、遊び心、VSの昇華 共生と新たなシーンの創造

初期の演出で見られた激しいカメラワークやダークな色調は、ラウドロックという共通の土俵で戦うための武器でした。しかし、キャリアを積む中で、マイファスはより都市的な視点やデジタルな編集技術を取り入れ、自分たちだけの映像美を完成させました。

特に東京ドームでの共演という一つの到達点を経て、これからのマイファスのMVは、より自由で、既存の枠にとらわれない演出が期待されます。ワンオクという偉大な先行者を意識し続けたからこそ、彼らはここまで高く、遠くへ飛ぶことができたのでしょう。

これからも、MY FIRST STORYのMVは、私たちの想像を超える演出で楽曲の魅力を伝えてくれるはずです。映像の端々に隠された彼らの本音やメッセージを、私たちはこれからも注意深く見守り、楽しんでいくことにしましょう。J-ROCKシーンにおけるこの美しき兄弟の物語は、映像という形でも永遠に語り継がれていくに違いありません。

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